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西郷竹彦文芸教育全集」4巻 p125に、ものの見方・考え方(認識の方法)について次のように書かれています。

<ものの見方・考え方>の<もの>というのは、人間というもの、人間をとりまくすべてのもの、あるいは人間がつくりだしたすべてのもの・・・・・・のことです。
 これらの<もの>の本質・法則・真理・真実・価値・意味というものをわかるためには、<わかり方>つまり認識方法が必要なのです。
 <わかり方>というのは、その<もの>のどこを見たらいいのか、どう見たらいいのか、また、見たことをどう考えたらいいのか、つまり<見方・考え方>ということなのです。
 <ものの見方・考え方>とは、わかりたいもの<認識対象>のわかり方<認識方法>ということです。そして、わかったことを<認識内容>といいます。
  認識方法(わかり方=ものの見方・考え方)と認識内容を学び身につけたとき、それは認識の力となります。。

とあって、認識方法(わかり方)の系統案が示されています。

小学校
0 観点   目的意識・問題意識・価値意識
1 比較   分析・総合  分ける-まとめる
     類似性、同一性-類比(反復)
     相違性-----対比
2 順序、展開、過程、変化、発展
3 理由・原因・根拠
4 類別
5 条件・仮定
6 構造、関係、機能、還元
7 選択(効果、工夫)・変換
8 仮説・模式
9 関連(連環)、相関、類推

学級の実態にもよりますが、概ね、低学年では2または3までの方法を教え、中学年では6ぐらいまで、高学年では9の関連・相関・類推までを教えていきたいです。

(それぞれの項目については、次の書籍を参照)

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