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西郷先生語録

 ここでは、会員との日常的な関わりの中で飛び出した西郷先生のお言葉を拾い上げてみます。

「米寿記念集」より

・「答えで終わる授業」ではなく「答えで始まる授業」を
・「教え込む」のではなく「引き出す授業を

「文芸研と私」(丸子明人)より

 

 

・うまい授業をしようとしちゃいかんよ
・(札幌での全国大会は)条件がそろっていないからできないと言うのは間違いだ。やることで条件が整っていくのだ

「君は授業が下手だ」(水木章雄)より

 

 

・プロの世界では適材適所というが、教育の世界ではあえて適材ではないところに人を配置して育てていくということがあるんだ。

「西郷先生のあたたかさに支えられて」(斎藤鉄也)より

 

 

・文芸学は、人間教育だ

「米寿を節目に、さらなる活躍を」(高橋晋也)より

 

 

・(しどろもどろの提案に対して)そこの二人、打ち首獄門。(周りは拍手喝采)

「授業で、酒で、そして肴で」(齊藤光正)より

 

 

・(90才を超えた女性作家の活躍ついて、敬意とユーモアを交えて)女は化け物だからなあ。
・(分からないから教材分析を書けないと言うと)分からないなら書きなさい。書けば何かがわかる。

「今、再び学ぶ西郷文芸学」(渡辺イク子)より

 

 

・(虔十の杉苗を植える行為を馬鹿扱いすると)君たちは、育てることの意味深さをまるでわかっちゃいない。情けないねえ。

「これからもっと必要「視点論」「文芸体験論」」(増淵充)より

 

 

・いつも同じ解釈じゃいかんのだよ!
・今までのレポートをなぞるだけの報告では意味がない。
・楽天的でなくちゃ、やっておれんわい。

「革新性と楽天性と」(上西信夫)より

 

 

・(指導前と指導後の二つの作文の評価について)一応結論を出した段階で反証してみる。そうすると思考が柔軟になるし、子どもの作品に対して柔軟な評価ができる。
・(作文は)子どもの思いが十分に表現し尽くされ、子どもの真実がみごとに読者に伝達されているかどうかを見ることが大切
・詩というジャンルにこだわると、詩の形や約束ごとで子どもの勢いのいい文章を枠にはめてしまうことになる。

「推敲指導の西郷先生」(古橋和夫)より

 

 

・(合宿研で激しく論争する二人に)まあいいじゃないの。
・作文は虚構だからね、辻さんの言うのも佐藤君が言うのも、どちらもそこが抜け落ちている。

「西郷語録より」(辻恵子)より

 

 

・今の教育界は笑い飛ばしたくなるようなあほなことばかりだ。

「憑神」(野澤智子)より

 

 

・日々の問題行動一つ一つにふたをするようなやり方ではきりがないよ。子ども達に本質的なことを教えていかなくては。

「西郷文芸学との出会いに感謝して」(山本淳子)より

 

 

・文芸は、宝物だ。学ぶ事はたくさんある。安心して学んでください。

「文芸という宝物」(山中尊生)より

 

 

・(科学音痴に対して)君たちは、なんにも知らんのだなあ。

「有名人にたくさん会える」(木谷圭介)より

 

 

・(無理難題だけど簡単には断れないことを話すとき)○○君、君に頼みたいことがあるんだが・・・。

「はじめに子どもありき」(野澤正美)より

 

 

・(見方・考え方を学んだ子は)自分たちで、ものの見方、考え方を使って、教師を超えて成長していく。
・授業をすることは子ども達がどんなことを言ってくるかわくわくする楽しい事だ。

「もしも出会えていなかったら・・・」(後藤美智子)より

 

 

・(文芸研に入った頃)これから、文芸の勉強をして、子ども達のためにがんばりなさい。

「怒られても、けなされても・・」(北村修)より

 

 

・(一人で参加することが多くて)文芸研は運動体だから、一人でいつまでも参加せず、地元でサークルを組織しなさい。二人からサークルはできます。

「西郷理論を学んで」(上里常太郎)より

 

 

・(TBSの地下の和食店)なかなかこの店はいいね。(美人の仲居が多い)
・(食事中に質問すると)まるで、特別講座の二次会だな。

「もし、西郷会長と出会っていなかったら」(村尾聡)より

 

 

・重い大木を持ち上げようと大勢の人間を連れてきても結局持ち上がらないんだよ。少ないかなという人数の方が、かえって持ち上がるものなんだ。(少ない兵庫のサークルで全国大会を)

「追っかけ赤相」(寺村記久子)より

 

 

・寺田寅彦先生は、私が私淑している先生だよ。

「本質を追究することの大切さを教えていただいた」(高橋雅之)より

 

 

・文芸学は、どんな場で、どんな仕事をするにも、どんな人間関係を作るにも、必ず役に立つ理論だ。

「文芸学と出会って」(西郷京子)より

 

 

・(車の中で)ものごとのくり返しを見ていれば、その本質が分かる。くり返される表現を見ていれば、その本質が分かる。

「西郷文芸学との出会い・・類比・対比からの出発」(太田芳治)より

 

 

・(初めてレポートを頼まれたとき、柔らかい口調で)ちょっとしたことだから、やってみない。
・みんな最初はダマサレタと言うけど、最後には礼を言うんだよ。

「西郷先生との出会い」(宇都宮貴子)より

 

 

・(講演でのぼやき)皆さんは、私が分かるように話しているから分かっているつもりになっているんですよ。実は全く分かっていないんだ。

「感謝 感謝 感謝」(片岡豊美)より

 

 

・(妊娠中の筆者-向井さんに)赤ちゃんは母乳で育てなさいよ。・・
・(母乳が出なくても)とにかく根気強くあきらめないことだね。そうすれば必ず出るようになるんだ。母乳はすごいんだ。赤ちゃんに必要な成分になるように少しずつ変わっていくからね。

「西郷先生の言葉で育ちつつある 私そして娘」(向井美穂)より

 

 

・(学習会に未完成レポートを持って行って)みんな大切な時間を割いて、遠くまでこうやって来て学ぼうとしているのに・・・。

「叱られることで育てていただいた」(宮宗基行)より

 

 

・(全国大会を終えた安心感から、例会をサボっていて)君たち、学習をしているのか?最近僕をあまり呼んでいないようだが・・・。
・(「法則化批判」が刊行された頃)体系を持たない理論は役に立たない。
・どうせ学ぶなら体系として丸ごとその理論を学べ。
・理論をつまみ食いするようなことはしてはいけない。
・いい授業をするからレポーターになるのではない。レポーター になることで力をつけていくんだ。

「西郷先生と文芸研と」(佐々木智治)より

 

 

・ものごとを診る時に、大切な見方が二つあるのだよ。一つは、万物は流転する。ものごとは必ず変化していく。良くなることもあれば、悪くなることもある。二つ目は、ものごとはみなつながっているということなんだよ。
・君たちは、運動会や卒業式など、ちゃんと意味づけて計画や実践をしているのかね?

「緊張」(田中三郎)より

 

 

・(法則化書籍に原稿を書いていたころ)文芸研と法則化。おまえはどっちを選ぶのか、はっきりしなさい。

「盃」(荒木英治)より

 

 

・(全国大会に初提案することになって、周囲の「鍛えてね」の言葉に)こいつは鉛だ。鉛はいくら鍛えても、金にはならん。(一同大笑い)

「竜は嵐を呼んで天へ登る」(清田和幸)より

 

 

・先達はあらまほしきことなり、ですねえ。

「先達は」(田中みどり)より

 

 

・(本屋に行く理由を問われて)わからないことがあるからだよ。自分の理論が正しいかどうか、いろいろな本を読んで確かめているのだ。

「年をとったと、いつまでも言えない私たち」(大柿勝彦)より

 

 

・(半ばあきらめ顔で)鹿児島の連中は・・・・。
・(台風で学習会の中止を願い出ると)仕方ないな。昔は、こんな天気の中でも学習会をやったもんだが。
・(奄美の岬からの展望を前に)いい景色だ。(おもむろに鶴の一声)よし、ここで全国大会をやろう。

「臥龍梅」(樋園哲思)より

 

 

・(幼き頃、2このミカンと3このリンゴ、合わせて、の問いに)それは難しい問題だ。お父さんにも分からない。しかしとても大切な問題だ。

「父から学んだこと」(西郷甲矢人)より

お願い

  1. その場に居合わせた方(聞き手)が、聞き違えがあったとしても、ご容赦下さい。

  2. 全文を提示していないので、どういう場(条件)でのお言葉なのか分かりづらいかも知れませんが、その点は想像していただくか、「米寿記念集」(限定版)で確かめていただくしかありません。ご容赦下さい。

  3. 西郷先生の人となりが分かるようなお言葉がありましたら、お知らせ下さい。
    ・西郷先生らしさが伝わる言葉。
    ・「はっ」とする言葉 などなど

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